🔍 データで検証
ボトックス、同じ50単位で2.8倍。
分かれ目は「何を打つか」でした
COSMEDI編集部 ・ 実売メニュー1,196件を独自集計 ・ 2026年7月
「ボトックス2万円って、安いの?高いの?」——友達に聞いても、答えはバラバラ。それもそのはず。同じ50単位でも、値段は2.8倍違うからです。調べてみたら、差を生んでいたのは単位数でも、院の場所でもありませんでした。
この記事の要点(数字はすべて独自集計)
- 実売メニュー1,196件の調査で、同じ50単位でもアラガン(国内承認)は中央値36,000円、韓国製(国内未承認)は13,000円と約2.8倍の差(COSMEDI調べ・2026年7月)
- メニューの46%(545件)は製剤名の記載がなく、価格からは製剤を推測できない
- シワ治療向けに国内承認されているボツリヌス製剤はアラガンのボトックスビスタのみ
2.8倍
同じ「50単位」の実売価格差(中央値の比較・n=142)
値段を分けていたのは、製剤
実際に販売されているボトックスのメニュー1,196件を集計して、製剤別に並べたのがこれです。
アラガン
(ボトックスビスタ)
国内承認36,000円
50単位・中央値・46件
韓国製
(ボツラックス等)
国内未承認13,000円
50単位・中央値・96件
差額は23,000円。打つ量はまったく同じです。
値段の差は、承認の差でもある
シワ治療向けに日本で承認されているボツリヌス製剤は、アラガンのボトックスビスタだけ。韓国製は医師の判断で輸入して使われていて、それ自体は違法ではありません。ただし、国内での有効性・安全性が国の審査を通っているわけではない——ここが値段の裏にある違いです。
どちらを選ぶかは、あなたが決めること。でも「知らないまま選ばされる」のは、別の話です。
ところが。46%は「何を打つか」書いてない
ここからが本題です。1,196件のメニュー名を製剤で分類してみると——
ほぼ半分のメニューは、価格表から製剤が読み取れません。値段がいちばん変わる情報なのに、です。
「じゃあ安いやつは韓国製なんでしょ」と思いますよね。私たちもそう予想しました。でも記載なしメニューの価格帯は16,500円を中心に上下に広く、韓国製に近いものの、単位数によってはアラガン寄りの価格帯も混ざります。つまり——値段から製剤は推測できない。
推測できないなら、聞くしかありません。
カウンセリングで、ひとことだけ。
「どこの製剤を使いますか?」
まともな院なら即答してくれます。ここで曖昧な答えが返ってきたら、それ自体が判断材料です。
💉 あなたの見積もり、高い?安い?
製剤×単位数で判定できます ›
調査方法:美容医療プラットフォームに掲載された、実際に販売されているボトックス関連メニュー1,196件(2026年7月時点)を独自集計。複数施術のセットメニューは除外。製剤の分類はメニュー名の記載(アラガン/ボトックスビスタ/韓国製/ボツラックス/ニューロノックス/コアトックス等)に基づく。価格は中央値。50単位帯の標本数はアラガン46件・韓国製96件で、中央値には一定の幅(95%信頼区間で±20〜30%程度)があります。