🔍 データで検証
糸リフトは649院が提供、
でも需要は最下位でした
COSMEDI編集部 ・ 提供649院・実売491件・需要データを突合 ・ 2026年7月
糸リフトは、いま649院が提供しています。主要施術のなかで3番目に多い。ところが実際に売れている量を見ると、比較した11施術のなかで最下位でした。この食い違いは何を意味するのか、数字で追いかけます。
この記事の要点(数字はすべて独自集計)
- 糸リフトの提供院数は649院で主要施術中3位。一方、チケット販売での需要(口コミ数)は比較11施術中11位で、供給と需要の順位差が最大(COSMEDI調べ・2026年7月)
- 実売メニューの42%が「特別価格」表示で、値引きされているものの平均割引率は48%
- 本数別の実売中央値は1本17,000円、4本66,000円、6本85,680円、8本94,900円。本数が増えるほど1本あたりは下がる
供給と需要が、これだけ食い違う
「どれだけの院が提供しているか(供給)」と「実際にどれだけ売れているか(需要)」を並べると、施術ごとの立ち位置が見えます。糸リフトは、その差がいちばん大きい施術でした。
649院が提供しているのに、売れている量は最下位クラス。プレイヤーの数に対して、市場が小さい状態です。
値引きの構造にも表れている
実売メニューの42%が特別価格表示で、値引きされているものの平均割引率は48%。ほぼ半額が常態です。
ただし注意が必要で、値引き率が高い=終わった施術、とは限りません。新しい施術も認知を取るために値引くからです。実際、比較的新しい施術群(ポテンツァ64%、リジュラン60%)のほうが特別価格率は高い。値引きの強さだけでは、伸びているのか終わっているのかは判定できません。
判定できることと、できないこと
このデータで言えるのは「供給に対して需要が小さい」という現在の状態までです。「人気が落ちている」という変化の方向は、まだ言えません。時系列で追いかけて初めて分かることで、私たちは2026年7月を基準時点として定点観測を始めたところです。
数ヶ月後、提供院数が減っていれば「縮小」、増えていれば「これから伸びる市場だった」ということになります。答えは来月以降のデータが教えてくれます。
受ける側にとっての意味
過剰供給は、患者にとっては価格交渉力があるということでもあります。649院が競合しているので、値段は下がりやすい。
一方で、安さの理由を確認する必要も増します。本数別の実売価格はこうなっています。
本数が8倍でも総額は5.6倍。1本あたりは本数が増えるほど安くなる
💡 糸リフトで確認する3つ
① 本数:「何本で、その値段ですか?」——本数が増えるほど1本単価は下がる設計です
② 糸の種類:コグ(トゲ)の有無・素材・本数あたりの太さで持続が変わります
③ 麻酔代と保証:総額に含まれるか。安いプランほど別料金のことがあります
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調査方法:美容医療プラットフォームの掲載メニューから糸リフト・スレッドリフトに該当するものを抽出し、提供院数649院・実売メニュー491件(価格1万〜50万円)を集計(2026年7月時点)。需要はチケット販売型プラットフォームの施術別口コミ数を用い、11施術の順位で比較。本数は数量表記から抽出し、複数施術のセットメニューは除外。標本数の少ない本数帯は掲載していません。供給・需要は母集団が異なるため順位の比較にとどめています。