🔍 データで検証
美容医療の症例、男性は3.8%。
でも中身は女性とまるで違った
COSMEDI編集部 ・ 症例8.9万件(男性3,424件)を集計 ・ 2026年7月
美容医療は女性のもの、というイメージがあります。データで見ると、確かに症例の96%は女性でした。
ただ、残り3.8%の中身を開けてみたら、思っていたのと違いました。男性が受けている施術は、女性の主流施術とほとんど重なっていないのです。
この記事の要点(数字はすべて独自集計)
- 症例89,443件のうち男性は3,424件で全体の3.83%(COSMEDI調べ・2026年7月)
- 施術ごとの男性比が高いのはニキビ治療24.2%、タトゥー除去18.7%、骨切り(あご)18.1%、眼瞼下垂(切開)13.9%で、症例数の多い女性の主流施術とは重ならない
- 男性の年代構成は40代が18%と、女性の9%に対して約2倍だった
3.83%
症例89,443件のうち男性が占める割合(3,424件)
男性比が高い施術は、女性の主流と重ならない
「男性が多い施術」には2つの読み方があります。男性の中で多い施術と、その施術における男性の比率が高いもの。両方を出すと、まったく違う顔ぶれになります。
男性の中で
多い施術
男性内シェア
二重埋没 15.8%
クマ治療 11.7%
糸リフト 8.1%
その施術での
男性比が高い
施術内の男性比
ニキビ治療 24.2%
タトゥー除去 18.7%
骨切り(あご)18.1%
左は「男性も、女性に人気の施術を受けている」という当たり前の話です。母数が大きい施術は男性の絶対数も多くなります。
面白いのは右です。ニキビ治療は4人に1人が男性。全体では3.8%しかいないのに、この施術だけ6倍以上の濃度になっています。
症例150件以上の施術。閾値を100件にすると顔ぶれが変わる
ニキビ、タトゥー除去、眼瞼下垂。いずれも「見た目を良くする」より前に困りごとを解消する色合いが強い施術です。ただし3位に骨切り(あご)が入っているのが面白いところで、これは純粋に輪郭を変える外科手術です。「男性は治療目的だけ」とは言い切れません。
男性のほうが、年齢層が高い
年代の構成も違いました。
男性2,092件・女性41,694件(年代の記載があるもの)
40代は男性18%に対して女性9%。ちょうど2倍です。逆に20代は女性が64%に対し男性は49%。男性の美容医療は、女性より遅い年齢で始まっていることになります。
症例が少ない、ということ自体が情報
男性比が高いと言っても、絶対数はニキビ治療で71件、タトゥー除去で29件です。「男性の症例をたくさん見て選ぶ」ということが、そもそも難しいのが現状です。
男性で施術を検討する場合、公開症例だけで判断材料を揃えるのは難しいので、カウンセリングで男性の症例を見せてもらえるかを直接聞くのが現実的です。骨格も皮膚の厚みも違うため、女性の症例だけでは仕上がりの想像がつきにくい施術があります。
この集計の弱いところ
男性比のランキングは、症例数150件以上の施術に絞って算出しています。この閾値を100件に下げると、ポテンツァ22.7%(n=119)とほくろ・いぼ除去21.9%(n=105)が上位に入り、顔ぶれが変わります。閾値の取り方で結論が動く程度の標本数だということです。
また年代の集計は、性別と年代の両方が記載されている症例(男性2,092件・女性41,694件)に限っています。
症例は院が公開したものです。男性が「症例の公開に同意しにくい」という傾向があれば、実際の男性比はこれより高い可能性があります。3.83%は公開症例における比率であって、施術を受けた人の比率ではありません。
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調査方法:美容医療プラットフォームに公開されている症例89,443件を集計(2026年7月時点)。性別は全件に記載があり、男性3,424件・女性85,958件・その他61件。施術ごとの男性比は施術分類が特定でき症例150件以上の施術に限定して算出しています(閾値を100件にすると上位の顔ぶれが変わるため、閾値を明示しています)。年代の集計は性別と年代の両方が記載されている男性2,092件・女性41,694件を対象。年代は10歳刻みの記録のため構成比として扱っています。症例は院が公開したものであり、実施された施術の全数ではありません。公開への同意率に性差がある場合、実際の男女比はこの数値と異なります。